自作ソフトウェア

すずしん流!簡易版有料アプリ価格設定用計算式を公開!

読了時間: 約311
電卓

私はプログラミングが趣味です。
その趣味を生かして、有料のMacOSアプリを作成してリリースしています。

ところで…。
有料アプリを販売するにあたって問題となってくるのが…。
そう、そのアプリの価格(値段)ですね。

あまりに安すぎると、売上はなかなか伸びません。
それに、開発者としてのモチベーションが上がりません。
逆に高すぎると、そもそも購入すらしてもらえません。
この辺のバランスを取るのが非常に難しいのですよね。

そこで…。
私はどのくらいの価格に設定したら良いのかの目安を計算するための計算式を考えてみました。
この計算式を使うことで、比較的簡単に価格を割り出すことができるようになりますよ。

簡易版有料アプリ価格設定用計算式

開発者としては、自分がアプリ開発にかかった人件費よりも、手取り収入が超えれば良いわけですよね。
この考え方を計算式にしてみます。

まず、手取り収入を考えます。
GoogleやAppleでアプリを販売して売上が発生した場合、30%が手数料となります。
うん、ちょっと手数料高いですよね…。
まあでもこれは仕方ないです。
アプリの総収入は、アプリの価格と販売個数、そして手数料を考慮すると、以下の式として表せますね。

アプリの価格(円) x 販売個数(個) x 0.7 … (A)

続いて、自分の人件費を考えます。
自分の時給を仮に決めて、それにアプリ開発にかかった時間を掛ければ、総人件費が計算できます。
ちなみに、これは個人開発で、開発者は自分のみ(1人)という仮定です。

時給(円/時間) x 1日あたりの労働時間(時間) x 日数(日) … (B)

ここまで来ると、感の良い方はもうお分かりだと思いますが…。
この2つの式から、適正なアプリ価格を計算できますよね?
そうです。
総収入が総人件費以上になれば良いということなので、以下のような式として表せます。

(A) >= (B)

すなわち、以下の式となります。

アプリの価格(円) x 販売個数(個) x 0.7 >= 時給(円/時間) x 1日あたりの労働時間(時間) x 日数(日)

最終的に求めたいのは、アプリの価格でした。
そこで、移項をします。
すると、最終的な計算式は以下のようになります。
原理が分かれば、簡単に求められますよね。

アプリの価格(円) >= 時給(円/時間) x 1日あたりの労働時間(時間) x 日数(日) / (販売個数(個) x 0.7) … (C)

この式では、人件費のみを考慮したものなのですが…。
本来なら、その他の経費も考えたほうが良いですよね。
そこで、アプリ価格に経費分としてプラスアルファの形で少し上乗せしてやります。

最終的なアプリの価格(円) = アプリの価格(円) + α(円)

ところで…。
販売個数というのは、実際リリースしてみないとどうなるか分かりませんよね?
そこで、この販売個数を「目標販売個数」にしてしまいます。
これなら、自分で前もって設定できますよね。
したがって、Cの式は以下のようになります。

アプリの価格(円) >= 時給(円/時間) x 1日あたりの労働時間(時間) x 日数(日) / (目標販売個数(個) x 0.7) … (C*)

サンプルケース

それでは、この式を使って実際にアプリ価格を計算してみます。
ここでは、時給が「3,500円」ということで考えてみます。

仮に5日(1日8時間労働)でアプリを開発したとします。
とすると、総人件費は以下のようになりますね。

総人件費 = 3,500 x 8 x 5 = 140,000(円)

ここで、考慮すべきなのが目標販売個数です。
この数をいくつに設定すればよいのでしょうか?
私としては、とりあえず「500」としています。
1日1〜2個販売できれば、1年以内で達成できるラインです。
とすると、アプリ価格は以下のようになりますね。

アプリ価格 = 140,000 / (500 * 0.7) = 400(円)

ここからさらに、その他経費分(α)を上乗せします。
私の場合、αは50(円)としています。

最終的なアプリ価格 = 400 + 50 = 450(円)

つまり、時給3,500円、5日の労働時間、500個の目標販売個数、その他経費分50円、で作ったアプリは「450円」ということですね。

このアプリ価格は、時給が上がったり、開発にかかった期間が長引くほど高くなります。
もし計算式を適用した際に、あまりにも価格が高すぎるなとなった場合には、目標販売個数を調整してみると良いですよ。

まとめ

今回の記事では、有料アプリの価格設定用計算式について見てきました。
いかがだったでしょうか?
少しは参考になりましたでしょうか?

ただ、適当にアプリの価格を設定するよりも…。
この計算式を使うことで、いくらか根拠のある価格を決めることができます。

それにしても、自分の時給をいくらにするかは悩みますよね…。
少しでも高い時給をつけることができるように、今後もスキルを磨いていきたいと思います!

書いた人: 鈴木俊吾(すずしん)
フリーランスのライター・ブロガー・プログラマ。

大学卒業後、公務員を目指していたが失敗。
その後、仕事をしようとするも全て不採用に。
そのうち、心を病んで統合失調症を発症。
入退院を繰り返す。

「仕事をもらえないなら自分で作ればいい」「自分の好きな仕事だけをやろう!」と思うようになり、フリーランスに転身。
現在は、ブログの更新やアプリ開発を主な仕事にしている。

趣味は音楽鑑賞・読書・カラオケ・オセロ。
特に好きな歌手は水樹奈々で、ファンクラブにも所属している。
最近ハマっている曲は「恋想花火」。

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