【アークナイツ】飽き性の私が「一人の推し」と心中契約する日。――攻略開始宣言。

私はゲームをプレイするのが好き。
ただ、眺めているだけや強キャラで無双するだけの単純なゲームでは面白さを感じません。
私が求めているのは、試行錯誤という名の「対話」です。
理不尽な難易度に対し、自分の頭脳だけを武器に挑み、薄氷の勝利を掴み取る。
その瞬間のカタルシスこそが、私の飽きっぽい性格を繋ぎ止める唯一の鎖なのです。
ちょっとした時間でスマホゲームをやりたいと思った私。
どんなゲームが良いかと思考を巡らせた結果…。
攻略のためには戦略性が要求される『アークナイツ』に白羽の矢が立ちました。
とは言え、普通に攻略記事を書いても面白くないので…。
とある一人の「推しキャラ」と最後まで心中する縛りを設けてみることにしました。
その推しキャラとは一体誰なのか…?
私の運命を決定づけた、そのパートナーを紹介しましょう。
運命を決するガチャの瞬間。0.1%の必然か?それとも偶然か?
チュートリアルという名の通過儀礼を、私は淡々と消化していました。
敵をブロックし、コストを払い、キャラを配置する。
指先がかつての感覚を思い出すにつれ、「そう、これだ」という確かな手応えが脳裏をよぎります。
しかし、これはまだ準備運動に過ぎません。
一通りの儀式を終え、メールボックスに届いた報酬を受け取る。
それは、この先の私の運命を決定づける「10連スカウト(ガチャ)」への片道切符です。
「私の相棒となるのは、一体どんなキャラだろうか?」
期待と不安が入り混じる中、私は人材発掘のボタンに手をかけました。
静寂を切り裂くように、カバンのチャックが下ろされます。
溢れ出したのは、最高レアリティを示す虹色の光。
スタートダッシュキャンペーンによる確定枠とはいえ、やはりこの瞬間、心拍数が跳ね上がるのを止められません。
光が収束し、モニターに映し出されたそのシルエット。

現れたのは、『サリア』。
巨大な盾を構え、一切の媚びを含まない冷徹な視線をこちらに向ける、質実剛健を体現したような女性でした。
派手な魔法使いでも、俊敏な暗殺者でもない。
ただそこに在るだけで戦線を支える、絶対的な「守護者」。
その立ち絵を見た瞬間、私の直感が告げました。
これは単なる偶然ではない、と。
論理と秩序を重んじる彼女こそ、理詰めで攻略することを至上の喜びとする私に相応しいパートナーだと。
「なるほど。彼女を信じて、この背中を預けようじゃないか!」
こうして、私とサリアの、長く険しいアークナイツ攻略の旅が幕を開けたのです。
己に課す、3つの「鉄の掟」。
ただクリアするだけなら、攻略サイトを模倣して、最強のオペレーターを並べれば済む話です。
しかし、それでは私の脳が求める「思考の摩擦」は得られません。
かといって、理不尽すぎて進行不能になっては元も子もないですよね?
そこで私は、自身のプレイスキルと相談し、「ギリギリの緊張感」と「達成可能なライン」の境界線を探るため、以下の契約書を作成しました。
【契約条項】
- 心中契約(Absolute Loyalty)
- いかなる戦局、いかなるマップであっても、『サリア』を必ず編成し、戦場に配置する。
- 彼女が倒れることは、私の敗北と同義とする。
- 孤高の頂(The Only One)
- 編成可能な★6(最高レア)キャラクターは、『サリア』ただ一人のみ。
- 他はすべて★5以下のオペレーターで構成し、火力のゴリ押しを封印する。
- 自給自足(Closed Circle)
- 他プレイヤーからの「戦友(サポートキャラ)」は一切使用しない。
- 借り物の力で掴む勝利に、カタルシスは存在しないのだ!
【設計意図】
アークナイツにおける「★6の前衛・術師」は、単独で戦況をひっくり返すほどの破壊力を持っています。
彼らを使ってしまえば、私が頭を悩ませる時間は消滅し、ただの「作業」へと堕してしまうでしょう。
あえて彼らを封印し、手持ちの「低レア」と「サリア」を組み合わせる。
そうすることで、「火力不足を知恵で補う」という本来のタワーディフェンスの醍醐味を強制的に引き出します。
これは、飽きっぽい私がアークナイツを骨の髄まで味わい尽くすための、「最高の難易度調整」なのです。
まとめ:思考という名の武器を手に、いざ戦場へ。
さぁ、契約は結ばれました。
飽きっぽい私が、あえて「効率」という甘い蜜を捨て、『サリア』という絶対的な規律(ルール)と共に歩む茨の道。
これは単なるゲームのプレイ日記ではありません。
不完全な手持ちと、限られた戦力で、いかにして理不尽な暴力をねじ伏せるかという、私の思考実験の記録です。
最強の矛(攻撃役)を持たざる私が、最強の盾(サリア)を軸にどのような戦術を描くのか?
その過程で生まれる苦悩、閃き、そして薄氷の勝利を、余すことなく書き記していくつもりです。
おそらく、幾度となく敗北し、頭を悩ませることになるでしょう。
しかし、試行錯誤の末に導き出された「解」こそが、私の退屈を救う唯一の光であると信じています。
「戦術とは、制約の中にこそ咲く」
その言葉を証明するための旅が、今、始まります。
どうか、この無謀な挑戦の「観測者」として、最後までお付き合いいただければ幸いです。
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