
気づけば、またブログの管理画面に向き合っていた。
「心機一転、やり直そう」。
そう書きながら、同時に削除ボタンへ手が伸びてしまう——そんな癖が僕にはある。
挑戦したはずなのに、つまずいた瞬間に全部リセットしたくなる。
書いては消し、始めてはやめ、またゼロからやり直す。
でも不思議なことに、どれだけリセットしても、僕は結局また“ここ”に戻ってくるのだ。
僕の「挑戦→挫折→リセット」の連鎖
ブログ:書いては削除、また最初から
正直に言うと、これまで何度もブログを消してきた。
少しモチベーションが落ちると、「全部消したい」という感情が湧き上がる。
まるで白紙にすれば、別の自分になれるような気がして。
だけど、本当はただ怖かっただけだ。
- 続かない自分にガッカリするのが怖い
- 中途半端な記事を“晒す”のが怖い
- 失敗の痕跡が残るのが怖い
リセット癖は、弱さの証明みたいで、胸が苦しかった。
資格取得:参考書はタンスの奥で眠ったまま
もう一つの挫折は「資格の勉強」だった。
やる気に満ちて参考書と問題集を買い揃えたのに、数日で手が止まった。
面倒になって、気づけばタンスの奥で放置。
受験料は無駄にし、本はがっしりと肥やしになっていく。
その本を手に取った瞬間、胸の奥がチクリと痛んだ。
「ああ、また逃げたんだ。」
あの言い訳は、今も心に残っている。
ふと気づいた“失敗の正体”
でも、そんな自分を責めてばかりいたある日。
ふと、思ったのだ。
「もしかして…この失敗たち、全部“成功の一部”なんじゃないか?」
続けられなかった理由を知った。
逃げる瞬間のクセを知った。
自分の弱さを知った。
これって本当は、成功に向かうための“材料”だったんじゃないか?
失敗の経験がなければ、僕は自分の癖なんて一生知らなかっただろう。
「失敗=終わり」ではなく「失敗=材料」
挑戦って、何か大きなことを成し遂げるためだけにあるんじゃない。
- 気合いが空回りした日
- すべてを投げ出したくなった日
- ダメだと落ち込んだ日
そういう“思い通りにいかない日”こそ、自分を最も成長させてくれていたのだ。
挑戦を続けられない人は、意志が弱いんじゃない。
ただまだ、「自分に合ったやり方」に出会っていないだけ なんだ。
リセット癖をやめた理由
僕はもう、ブログを消さない。
うまくいかなくても、そのままでいい。
中途半端でも、続けた方がきっと強くなれる。
完璧じゃなくていい。
続けられなかった日があってもいい。
だってそれら全部が、未来の自分を強くする材料 だから。
失敗を「恥」だと感じていた過去の自分に言いたい。
「大丈夫だよ。それは成功への過程なんだから。」
読者のあなたへ:今日は、どんな一歩を踏み出しますか?
もしあなたの部屋にも、手をつけられない参考書や途中で止まった挑戦が眠っているなら、静かにそっと一言、付箋に書いて貼ってほしい。
「これは失敗じゃない。成功への過程の一つだ」
今日できなかった自分を責めなくていい。
やめた日があってもいい。
その全部が、いつかの前進につながっていく。
そしてもし、心が少しだけ動いたなら──
その瞬間、もうあなたの挑戦は“再スタート”している。
僕も、またここから歩き直す。
何度でも。
