【挑戦】散らかったサブスクを一箇所で統制したい!自分専用のサブスク管理アプリ『Subscrippy』開発、始めます。

突然ですが、即答できますか?「あなたは今、いくつのサブスクを契約していて、年間の総額はいくらですか?」
もし一瞬答えに詰まったとしても、それはあなたのせいではありません。 Apple ID、Amazon、Google Play、そして個別のクレカ決済…。現代の契約情報はあまりにも分散しすぎていて、「全貌」が見えないようにデザインされているからです。
「何に払っているか分からない」というモヤモヤした状態。これを解消し、散らばった情報を一箇所で完全に統制(コントロール)したい。
そんな欲求から、私は自分専用のサブスク管理アプリ『Subscrippy』を開発することに決めました。なぜ既存のアプリではダメだったのか?なぜ「開発」という手段を選んだのか?今回はその背景にある「挑戦」の物語をお話しします。
なぜ、あえて「車輪の再発明」をするのか?
もちろん、こう思われるかもしれません。「それなら、MoneyForwardや既存のサブスク管理アプリを使えばいいのでは?」と。
おっしゃる通りです。世の中には優秀なアプリがたくさんあります。しかし、実際にいくつも試してみた結果、私はある違和感を拭えませんでした。
それは、「便利すぎる」がゆえのノイズとリスクです。
既存のアプリは往々にして多機能すぎます。使わない機能で画面が埋め尽くされていたり、求めてもいない広告が表示されたりします。 また、「銀行口座やクレカとの自動連携」は便利ですが、大切な資産データを外部サーバーに預けることへの心理的なハードル(セキュリティ不安)も残ります。
私が求めているのは「便利さ」ではなく、情報の「統制(コントロール)」なのです。
ブラックボックス化しがちな自動連携ではなく、自分の手で入力し、自分の目で確認する。データはクラウドではなく、自分の手元(ローカル)だけに保存する。そんな、シンプルで堅牢な「自分専用の台帳」が必要でした。
そしてもう一つ、個人的かつ重要な理由があります。 それは「エンジニアとしての挑戦」です。
自分の欲しい道具を、自分の技術で作る。『Subscrippy』の開発プロセスそのものを、私のプログラミングスキルを磨き上げるための「実践の場」にしたいと考えています。既存の道具に自分を合わせるのではなく、自分に合った道具を自らの手で生み出す。それが、今回のプロジェクトの核心です。
目指すのは、情報を掌握する「自分専用のコックピット」
今回開発する『Subscrippy』の設計思想は、非常にシンプルかつ強固なものです。 私が目指す「3つの規律」をご紹介します。
1. Local-First(ローカルファースト):鉄壁のプライバシー
便利さと引き換えに、プライバシーを売り渡す必要はありません。 クラウド連携は確かに便利ですが、「情報漏洩」や「データ活用」のリスクと隣り合わせです。 『Subscrippy』は、そもそもサーバーにあなたの資産データを送信しません。 データはあなたのスマートフォンの内部(IndexedDB)だけに保存されます。いわば、ネットワークから隔離された「デジタル金庫」です。
2. Silence(静寂):ノイズのない没入感
無料アプリにありがちな、派手な広告バナーや、意味のない通知。 これらは「管理」への集中力を削ぐノイズでしかありません。 ユーザー視点で考えたとき、欲しいのは「静かな道具」です。だから、広告は一切表示しません。 開発費の持続可能性(マネタイズ)については、広告モデルではなく、この「静寂と機能」に価値を感じてくださった方からのサブスクリプションで賄う予定です。
3. Visualization(視覚化):鳥の目で俯瞰する
「結局、毎月いくら減っているのか?」この問いに一瞬で答えるために、数字の羅列ではなく「視覚的なコックピット」を用意します。 カテゴリー別の内訳グラフや、年払いの支払い月アラートなど、現状を一目で俯瞰(ふかん)できるUIを実装します。
「あったらいいな」ではなく、「なくてはならない」機能を、研ぎ澄ませていく。それが『Subscrippy』の目指す姿です。
Webアプリという「形」への挑戦。そして、技術者としての成長。
今回、『Subscrippy』はネイティブアプリ(iOS/Android)ではなく、Webアプリ(PWA)という形でリリースします。
これには、2つの理由があります。
一つは、「アクセスの壁」を極限まで低くするためです。ストアからのダウンロードという手間を省き、URLをクリックするだけで「自分だけのコックピット」が立ち上がる。そのスピード感こそが、このツールの性格に合っていると判断しました。
そしてもう一つ。こちらが私の本音であり、最大の動機です。それは、現代のWeb開発のスタンダードを、私の脳と指先に「インストール」すること。
今回の開発では、以下の技術スタックを採用します。
- TypeScript: 型安全性による堅牢な設計
- React: モダンなUI構築のデファクトスタンダード
- Tailwind CSS: 直感的かつ爆速のデザイン実装
これらは、今やWeb開発において避けては通れない「三種の神器」です。しかし、本を読んだり動画を見たりするだけでは、本当の技術力は身につきません。実際にプロダクトを作り、謎のエラーに頭を抱え、仕様変更に苦しみながらコードを書く。その「試行錯誤(トライ・アンド・エラー)」のプロセスを経て初めて、技術は知識から「血肉」へと変わります。
私はこの開発を通じて、単にアプリを完成させるだけでなく、自分自身のエンジニアとしてのOSをアップデートしたいのです。
まとめ:退路は断たれた。開発ドキュメンタリー、始動。
今回の記事では、自分専用のサブスク管理アプリ『Subscrippy』の開発宣言をさせていただきました。
この記事の「公開」ボタンを押した瞬間、私自身の退路は断たれました。もう、後戻りはできません。しかし、この心地よいプレッシャーこそが、個人開発を完遂するための最大の燃料です。
これからは、きれいな完成品だけを見せるのではなく、バグに悩み、仕様に迷う「泥臭い開発の過程」も包み隠さず実況・発信していきます。 まずは余計な機能を削ぎ落としたMVP(実用最小限の製品)を、最速でリリースすることを目指します。
「これだ、こんな道具を待っていた」「これでやっと、情報のカオスから解放される」
一人でも多くの方にそう言っていただけるよう、ユーザーファーストかつ、私自身の理想を詰め込んだプロダクトに育てていきます。
『Subscrippy』開発プロジェクト、ここに始動。散らばった情報を統制し、秩序を取り戻すまでの物語。その結末を、ぜひ一番近くで見届けてください。






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